難病と妊娠と自分勝手な思い込み カラダのコエヲキク
血圧 106 68 90
今回ずっと来なかった難病申請受給者証。実費になると高いのよね💦やっと申請が通って今年度が届いたので、遡って精算します。ありがたいシステム。。
これがくると、あーあ難病なんだなぁって思うけど。
毎月の腎臓内科では検尿と採血は必須だからなかなかお金が大変です。
そして同病院の産科検診2回目!
ドキドキのキンチョーです😭
妊娠8週目。前回は心拍確認できたとしても先生は母子手帳はまだもらってはいけないと言いました。
リスクが高いからですね。ちょっと寂しかった。
昨日は久しぶりに大物のファッション撮影の仕事をしました。チームワークでやるので、ハイペースだし、前日からドキドキ。
フリーランスは代わりがいないから、責任重大です。
途中で悪阻きたらどうしようと不安を抱えつつ、いざ出陣。
周りのご配慮のおかけで座りながらやらせてもらったり、休ませてもらいつつ、無事楽しく仕事を終了。
みなさん、まさかこの難病で破天荒なわたしが妊娠するとは思っていなかったようで、終わり際にすごく心配されました。
「これから、仕事とかどうするんですか?」
「フリーランスなんで、仕事がね。彼も自由人なので、これからが大変ですね。夜のBARは働けないので、しめます。
撮影現場の仕事は好きなんですけど、この不安定な体調じゃあ、みなさんに迷惑かけちゃうし。。ノープランですね。。」
と苦笑いするわたし。
凄腕ディレクターの女性がいいます。
「いや、でもはなさんが体の様子みながらですけど、定期的に仕事を作ることもできるかもしれません。今度相談させてください!わたしは子供はいないですけど、子育て手伝いますよ!お仕事も一緒にしたいし!」
な、泣けるー!!同い年の彼女の力強いことば。
なんていい人なんだろう。身体に何かあった時のためにと緊急連絡先まで聞いてくれ、至れり尽くせりでした。仕事はいままでもふわりふわりと時の流れに身を任せてなんとかなってきた。神風に任せよう。
そんなフルサポートでお仕事をおえ、家にかえります。
玄関についた途端、あれ?あれれ?!ドーンっと急にスイッチが切れたかのような疲労感到来。
やばい。なんか2日間徹夜した若き頃の感じ。
なんだこれは?!クラクラする。
這うようにして、ベットでバタンキューするやいなや、死んだように眠りこけました。
ハッと起きたら、夜中1時。伴侶が心配そうにみてます。
「なんかさ、とんでもなく疲れて。仕事は楽しかったし、いつもよりずぅとフルサポートで休んでたのに!!もう這うようにベッドはいって記憶ないんだよ。なんだこれ。。」
と答えるわたし。
「君ね、それが正常なんだよ。君の体はただでさえ腎臓がよわってて、普通の人よりも体力はないはずなの!
それなのにいままでの君ってば、ナチュラルハイの特殊なスイッチでトランス状態で仕事するなり、踊るなりやってきたわけ。
でも体力的には限界で精神力だけでやってきたの。今の君は、ひとりの人間がものすごい勢いで進化して育ってるわけ。並大抵のエネルギー消費量じゃないよ。
それで、もう殆ど残ってないエネルギーでそんな仕事したんだ。もうエネルギーなんて残っていないんだよ。これが正常。
いままでは麻痺してたの!子供が守ってくれてるんだよ!」
伴侶に諭され、なんだかしっくり腑に落ちた。
これが本来のわたしの疲労感か。
疲れてもなかなか眠れない不眠症体質だったけど、
こんなふうに眠るの若い時以来。
ずっと麻痺して疾走して生きてきたのかもしれない。
こんなに、疲れるんだ。仕事で疲れたってあんまり思ってこなかったな。いつも掛け持ちで一日に朝から晩まで2.3はこなしていたもんな。。
いまは一つの仕事で精一杯。。。
すごい変化です。
産科では、実家安静が効いたのか順調に育ってる様子。卵巣嚢腫にぶつからないか心配だけど、いまのところ大丈夫そうらしい。
はじめての心音をききました。
ドクドクドクドクドク、、、、
い、生きてるー!!?
こんな神秘なものが腹にいるんだ。そりゃ、疲れるわ。腎臓先生も大変だわ。
悪阻が酷いのでついつい食べてしまうせいか、3キロも太ってしまう。腎臓にも悪いようなのでなんとかせねばなるまい。
やっと妊婦と認められました。母子手帳をとりにいってよし!様々な妊婦ライフの資料をもらいます。
やっと、母子手帳もらえるんだ。感動。
しかし、大好きだった主食の白米や玄米やなっとうや味噌汁が全く食べられなくなってしまった。腎臓に悪いしょっぱいもの、やたら酸っぱい麺とかばかり食べたくなってしまう。
困ったもんです。なんなんだろう。
周りに腎臓悪い妊婦仲間はいないし、なかなか孤独な感じ。ピンピン仕事できている人が羨ましい。
しかし、わたしは病気も治さねばならない。
いまはこのブログのタイトルでもある
「カラダの声をきく」ライフが一番大切。
カラダは正直です。
とはいえ、IGA腎症になろうとも本来の男勝りなわたしの気質はだいぶ麻痺してたようで勢いで突っ走ってきましたが、妊娠して別人格がいることにより、完全に違う自分のカラダのコエがきこえるようになりました。
彼女は(たぶん)、何処までも突っ走るわたしに見兼ねてこのヤワな身体に降り立ち、強制終了のようなストッパーの役割をしてくれています。
それはそれは、不思議な体感で??もうだめ??となることばかりです。
断捨離のように、いろんなものを手放す日々です。
時間はある。思うことや感じる時間はふえました。
だから記録として残しておきます。
人間の身体ってやっぱり神秘にみちていて、病気もふくめ、いろんなメッセージがあるような気がしてならない。まだ悪阻のメカニズムすら解明されていないんだもの。きっと、何か自分のカラダの声が聞けていないんだと思う。思い込みだったり、こうあるべき!と自分自身で束縛したり。
わたしの場合、自分はできる!っていう思い込み。
カラダはもう限界だよー!休みたいよー!って言ってるのにいけるだろ!っていう思い込み。
かなりあるなと妊娠して気づきました。
まだまだ先は長いけど、がんばろー。
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